冬になると毎年インフルエンザが流行りますが、風邪だと思っていたらインフルだった・・なんて事もありますよね。
私も風邪だと思い込んで過ごしたら、インフルエンザだった事がわかり、大変な思いをした経験があります。
そこで、風邪と比較してその違いや、見分け方のポイント、かかった場合の対応について解説しますので、病院へ行く前にまずはチェックしてみてください。
風邪とインフルエンザの違いとは?
風邪とインフルエンザの違いですが、一言で言えば【ウイルスの違い】ということになります。
風邪は、細菌が原因となることもありますが、ほとんどがウイルスに感染することで起こります。
風邪を起こすウイルスは100種類以上あり、代表的なものは10種類程度で、アデノウイルスや、RSウイルス、コクサッキーウイルスなど、聞き覚えのある方もいるのではないかと思います。
受診しても、普段はウイルスの特定をしないことも多いですが、ウイルスにより流行する季節や、症状が違ってくることもあります。
インフルエンザはインフルエンザウイルスへの感染で起こり、主に冬に流行します。
インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3つがありますが、インフルエンザウイルスも実は、数多くある風邪ウイルスの一つなんですよ。
しかし、風邪とは異なり治療薬が決まっていて、抵抗力の低い高齢者や小児などには、積極的に予防接種がすすめられていることもあり、その対応もはっきり区別して考えられることが多くなっています。
見分け方のポイントとは?
風邪とインフルエンザの症状は時によく似ています。
インフルエンザでもそれほど症状が強く出ない場合もありますし、軽いインフルエンザと重い風邪ではほぼ見分けがつきません。
決定的な違いは?と聞かれて答えるとすれば、出る熱の高さ、でしょうか。
一般的にインフルエンザでは38度以上の高熱が出ると言われています。
その他、関節痛、全身倦怠感などの症状は風邪でも見られますが、全体的にインフルエンザの方が症状が急激にあらわれる上に重く、感染すれば、辛い思いをする人が多いようです。
また、周りでインフルエンザが流行しているかどうかも判断材料になります。
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私もインフルエンザB型になった事があるのですが、最初は体の節々が痛いだけで、あぁ~風邪引いたかな?と思いました。
それから数時間経つと、これまで感じた事のない寒気が襲ってきて、何枚布団をかけても足りない位、とにかく寒かったんです。
熱を測ると39度を超えていて、頭痛までしてきました。
喉の痛みはなかったので、さすがにここまでの症状になると、風邪じゃなくてインフル?と感じてくるわけです^^;
翌日も熱が下がらなかったので病院で検査をした結果、やはりインフルでした。
インフルになる前までは、風邪の症状もなかったので、やはり突然の寒気や高熱はインフルの可能性があるのかもしれません。
ただ、自己判断は危険なので、インフルかも?と思ったらすぐに病院で検査する事をおすすめします。
インフルエンザかな?と思ったら
インフルエンザの治療を受ける場合、受診のベストタイミングは症状が出てから12時間から24時間の間です。
症状が出てからあまり早いタイミングで受診しても、ウイルスが確認できないことがありますし、症状が出てから48時間が過ぎてしまうと、インフルエンザの治療薬は効果がありません。
インフルエンザと診断されればタミフルやリレンザ、イナビルなどの治療薬が使われることがありますが、これらはインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があります。
これらの治療薬を使うことで、インフルエンザの症状の改善は1日程度早まると言われ、そのために辛い思いをする期間は短くなります。
しかし、インフルエンザにかかったからといって、必ず治療薬を使わなければばらないわけではありません。
インフルエンザは自宅で安静にして、適切に水分や栄養を補給していれば、数日から1週間程度で治る病気です。
全ての薬剤にいえることですが、薬には作用もあれば副作用もあります。
「インフルエンザにかかっても薬があるから大丈夫」と安易に考えるのではなく、普段から予防のために、うがい手洗いをこころがけ、バランスの良い食事や規則正しい生活を心がけることも大切です。
まとめ
高熱が見分けのポイントではあるのですが、最近では37度後半でもインフルエンザだと診断される人も多くなっています。
高熱が出ていなくても、風邪の症状が突然出てきた場合は、インフルエンザの可能性も否定できません。
家族感染を避ける為にも、マスクを装着して、かかりつけの病院へ相談してみてくださいね。
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