お菓子作りには欠かせないココアですが、レシピによってココアパウダー、純ココア、ピュアココアといった異なる呼び名が登場します。
家にあるのがピュアココアだけの場合、他のレシピにも使えるのか気になりますよね。
そこで、これらのココアの種類ごとの特徴を調べてみました。使い方や効果はどう違うのでしょうか?
また、ココアパウダーが余ってしまった場合、どのように活用し、どのように保存すればよいのかについてもご紹介します。
余ったココアパウダーを無駄にしないためのコツをお伝えしますね。
ココアパウダー、純ココア、ピュアココアの違い解説
一般に誤解されがちですが、ココアパウダー、純ココア、ピュアココアは実は同じ種類の製品を指します。
これらの異なる名前の背景には…
「ココアパウダー」は一般的な名称で、製品のカテゴリを表します。
一方で、「純ココア」や「ピュアココア」という名前は、特定のブランドによる商品名です。
たとえば「純ココア」というと、森永製菓が製造するココアパウダーの一つです。
「ピュアココア」と言えば、バンホーテン社の製品が有名です。
他の商品で例えると‥
「洗濯洗剤」というカテゴリに「アタック」がある。
「炭酸飲料」というカテゴリに「コカ・コーラ」がある。
「スマートフォン」というカテゴリに「iPhone」がある。
「インスタントラーメン」というカテゴリに「カップヌードル」がある。
「ビスケット」というカテゴリに「オレオ」がある。
というような感じなのですが、おわかり頂けましたでしょうか^^;
ココアパウダーは、カカオマスから脂肪分を取り除いた残りを粉末にしたもので、砂糖や乳製品を加えていないのが純ココアやピュアココアの特徴です。
ココアパウダーは飲料、菓子、デザートなど様々な食品に使用されます。
ココアに含まれるカカオポリフェノールは、抗酸化作用や血流促進などの健康効果で近年注目されていますよね!
さらに、食物繊維も豊富で便通改善に役立つといわれています。
ちなみに、砂糖や乳製品を加えたココアパウダーは「調整ココア」と呼ばれ、例えば「ミルクココア」などがこれに当たります。
健康を考えると、調整ココアの摂取はほどほどに。カロリーが高くなるため、砂糖やミルクの量を自分で調整できる純ココアやピュアココアの利用がおすすめです。
余ったココアパウダーの活用にもぴったりです。
純ココアやピュアココアで作るレシピ
純ココアやピュアココアで作るレシピをいくつかご紹介しますね。
ホットココア
必要な材料(1人分)
- ココアパウダー:小さじ2
- 砂糖またははちみつ:小さじ2(はちみつの場合は小さじ1弱)
- 牛乳:150cc
ホットココアの作り方
- マグカップにココアパウダーと砂糖(またははちみつ)を入れます。
- 少量の牛乳(または水)を小さじ3杯分加え、しっかり混ぜ合わせます。はちみつを使用する場合は、小さじ2杯分でOKです。
- よく混ざったら、残りの牛乳を少しずつ加えながら続けて混ぜます。
- 600Wの電子レンジで1分20秒加熱したら、温かいホットココアの完成です。
ココアパウダーを使ったレシピはたくさんありますが、ここではいくつかの簡単で美味しいレシピをご紹介します。
ココアホットチョコレート
簡単ながらも本格的な味わいのホットチョコレートです。
材料
- ココアパウダー:2大さじ
- 砂糖:大さじ2~3(お好みで調整)
- 湯:カップ1/4
- 牛乳:カップ3/4
作り方
- 小さな鍋にココアパウダーと砂糖を入れます。
- 熱湯を少しずつ加えながら、ダマがなくなるまでよくかき混ぜます。
- 牛乳を加え、中火にかけます。
- 沸騰直前まで温めたら火から下ろし、カップに注いで完成です。
ココアブラウニー
しっとりとした食感のココアブラウニーです。
材料
- ココアパウダー:1/2カップ
- 小麦粉:1/2カップ
- 砂糖:1カップ
- 卵:2個
- 無塩バター:1/2カップ(溶かす)
- バニラエッセンス:1/2小さじ
- 塩:ひとつまみ
作り方
- オーブンを175度に予熱します。
- ボウルに溶かしたバター、砂糖、卵を入れてよく混ぜます。
- ココアパウダー、小麦粉、塩を加え、ダマがなくなるまで混ぜます。
- バニラエッセンスを加えて混ぜたら、型に流し入れます。
- 約20~25分間焼き、冷ましてからカットして完成です。
3. ココアクッキー
サクサクとした食感のココアクッキーです。
材料
- ココアパウダー:1/4カップ
- 小麦粉:1カップ
- 無塩バター:1/2カップ(室温に戻す)
- 砂糖:1/2カップ
- 塩:ひとつまみ
- バニラエッセンス:1小さじ
作り方
- バターと砂糖をクリーム状になるまで混ぜます。
- バニラエッセンスを加えて混ぜます。
- 別のボウルでココアパウダー、小麦粉、塩を混ぜ、それをバターの混合物に加えて混ぜます。
- 生地をラップに包み、冷蔵庫で30分ほど休ませます。
- 休ませた生地を厚さ5mm程度に伸ばし、型で抜きます。
- 175度に予熱したオーブンで10~12分焼いて完成です。
これらのレシピは基本的なものですが、お好みに応じてナッツやチョコチップを加えたり、アレンジを加えることもできます。
ココアパウダーのほろ苦さが料理に深みを加えてくれますよ♪
ココアパウダーの適切な保存方法
開封後のココアパウダーは、湿気や害虫から守るために密封して保存することが大切です。
密封ジッパー付きの袋があればそれを利用し、なければ密閉容器に移して保管しましょう。早めの消費が理想です。
特に粉物は、袋の小さな隙間から害虫が入り込む可能性があるため注意が必要です。
ジッパー部分に付着した粉に害虫が潜んでいることもあるので、密封して冷蔵庫での保存がおすすめです。
開封後は速やかに使い切るようにしましょう。
まとめ
ココアパウダー、純ココア、ピュアココアは多様な名称があるものの、ココアは基本的に同じ製品です。
健康にも良いとされるココアを、お菓子作りやホットココアの材料として活用し、その豊かな風味を楽しんでくださいね。