生春巻きって美味しいのですが、巻き始めると皮同士がくっついてしまって巻きづらくなってしまいますよね。
その理由として生春巻きに使用される「ライスペーパー」が、米から作られており高い吸水性を持っているためです。
ライスペーパーが水を吸うと、それによってでんぷんが糊化しくっつく原因となります。
本文では生春巻きがくっついてしまう理由や新鮮さを保つ保存方法などもご紹介します。
最後までチェックしてみてくださいね。
生春巻きがくっついてしまう理由
生春巻きの皮によく用いられる「ライスペーパー」は、細かく砕いた米に塩を加えて薄くシート状に伸ばし、乾燥させたものです。
米を主原料としているため、水を吸いやすく、皮どうしのくっつきやすさが問題となります。
使うときには、2～3秒でライスペーパーを温水に浸して柔らかくすることがおすすめです。
互いにくっつかないように、一枚ずつ慎重に湿らせてから具を乗せて巻く手間を惜しまなければ、ひと手間かけるだけで皮が密着せず、美味しい生春巻きを楽しむことができます。
新鮮さを保つ生春巻きの保存方法
生春巻きは、できたてをすぐに楽しむのがベストですが、時間を有効に使うためには前もって準備しておく方法も役立ちます。
生春巻きが時間が経過してもくっつかずに新鮮さを保つコツの一つに、ライスペーパーを戻す時に加える温水に少量の油を混ぜることがあります。
たとえば26cmのフライパンに水を3cm高さまで入れ、その中に小さじ1杯のサラダ油を入れる方法です。
1時間以内に食べる予定なら、巻いた生春巻きを放置しておくと自然と乾燥し、ベタつきが減少します。
気温が高い時は、生春巻きをラップせずに冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
事前に作っておく場合は、完成した生春巻きを湿らせたキッチンペーパーで覆い、その上からラップで包んで冷蔵すると、2～3時間は美味しさをキープできます。
より長く保存したい時は、生春巻きを一本ずつラップで包んで冷蔵保管すると、約5時間持続します。
生春巻きの魅力的な盛り付け方
盛り付けの際には生春巻きが重ならないように並べ、食べる直前にカットするのがコツです。
サニーレタスの葉を下に敷いて、生春巻き同士が触れ合わないようにレタスで間を隔てます。
さらに、生春巻きを立ててキレイにカットすると見た目も美しくなり、くっつきにくくする効果があります。
お弁当に最適！生春巻きのアイデア
生春巻きは野菜が豊富で栄養バランスに優れたお弁当の選択肢です。
ただし、生春巻きは水分を含むため、お弁当に詰める際にはできるだけ当日中に調理するのが理想的です。
また、お弁当箱の中で生春巻きがくっつかないように工夫することも大切です。以下の方法が役立ちます。
- 生春巻きの皮を水戻しする際、温水に少量のサラダ油を加えます。
- 切ったレタスを生春巻きの中に挟み、断面が上向きになるように詰めます。
- 個別にラップやオーブンペーパーで包んで粘着を防ぎます。
これらの方法は、特に生春巻きがくっつきやすい場合に有効です。
また、温水に少量の酢を加えることで、生春巻きに含まれる生の具材を殺菌する効果も期待できます。
暑い季節や長時間持ち運びの際には、これらのポイントに特に注意が必要です。
まとめ
この記事では、生春巻きがくっつく原因とその対策、保存のコツ、美味しく盛り付ける方法について紹介しました。
- ライスペーパーの吸水性がくっつきの主な原因
- くっつきを防ぐためには、温水にサラダ油を加えることがおすすめ
- 生春巻きを作り置きする際は、重ならないように湿らせたキッチンペーパーを使用し、ラップで包んで冷蔵保存すると2～3時間保存可能
- 長時間保存する場合は、個別にラップで包むと5時間程度保存
- お弁当に持参する際は、ラップやオーブンペーパーで包むとくっつきを防げる
上手に生春巻きを作り置きして、多彩なお弁当を楽しんでください。
温水に少量の油を加える簡単な工程で、生春巻きを新鮮な状態で楽しむことができます。
ぜひ試してみてください！(*’ω’*)