我が家の夫は単身赴任なので各地を転々としているため、色々なマンションに住む機会がとても多かったんですよね。
その間、たびたび前の住人宛の手紙や荷物が届くことがあります。
引っ越したばかりの時や、郵便の転送サービスが終了した後に突然郵便物が届くことも珍しくありません。
その場合、どのように対応すればよいのでしょうか。
前住人の新住所は分からないし、他人の郵便を預かるのも気が引けるな…
そこで今日は以前の入居者の郵便物が届きた時の対処法をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね^^
引っ越し後に届く前の住人宛の郵便物の正しい対処法
引っ越しの際、多くの人が新旧住所の郵便転送を設定しますが、転送手続きを忘れたり、送り主に住所変更を伝え忘れることも少なくなく、結果として前住人の郵便物が新住所に届くことがあります。
夫の単身赴任策でもそういった郵便物を受け取ったことがありますし、夫宛の郵便が前の住所に届いている可能性も否定できません。
管理人がいるアパートなら、管理人に相談することもできますが、それができない場合もあります。
前の住人の郵便物を無視するのはNG?
迷惑なDMやはがきなど、つい捨ててしまいたくなる郵便物もあります。
「こんなにたくさん届くと困る…!」
前住人宛の郵便物が多量に届くと、どう対処すべきか迷います。中には重要そうな内容のものもあるため、対応に悩むことも。
しかし、前住人の郵便物を勝手に処分することは法的リスクを伴うんです!
郵便法第77条には、
郵便物を無断で開封、損傷、隠す、捨てる、または受取人以外に渡す行為は、最大3年の懲役または50万円以下の罰金に処されると規定されています。
前住人の郵便物を捨てる行為は郵便法違反となる可能性があり、郵便物の内容によっては私用文書等毀棄罪(刑法第259条)や器物損壊罪(同法第261条)に問われることもあります。
郵便物の内容によって法律違反の度合いは異なりますが、勝手に処分することは法的なトラブルに繋がる可能性があります。
前住人のミスであっても、勝手に開封、廃棄、放置することはリスクが伴うため、面倒でも正式な手続きを行うことが推奨されます。
前の住人宛ての郵便物が届いた時の対処方法
郵便局の公式ウェブサイトには、他人宛の郵便物が届いた際の対応についての記載があります。
質問:他人宛ての郵便が届いた場合、どのように対応すればよいですか?
回答:他人宛ての郵便物が間違って配達された場合は、郵便物に誤配達である旨を示すメモや付箋を貼り、郵便ポストに再投函するか、または最寄りの郵便局やお客様サービスセンターに誤配達を報告してください。
前の住人宛ての郵便が届いた際の適切な手順は以下の通りです。
- 誤配達であることを明示するメモや付箋を郵便物に貼る。
- それを郵便ポストに再投函するか、郵便局に報告する。
このように対応することで、郵便局は「この住所には該当する名前の人は住んでいない」という情報を登録してくれます。
なお、この手続きは郵便局を通じて配達された郵便物に限ります。
クロネコヤマトや佐川急便などの他の配送業者からの配達の場合、その業者に直接連絡する必要があります。
配送物には連絡先が書かれていることが多いので、それを確認すると良いでしょう。
また、郵便法では誤配達時の対応に関しても規定があり、誤配達の郵便物にはその旨を記し、郵便ポストに差し入れるか郵便局に通知することが求められています。
以前の住人宛の郵便物に貼るメモの書き方
前に住んでいた人宛の郵便物が届いた時に、郵便局にその旨を伝えるためにメモを使うことが勧められています。
どうやって書けばいいの?
このメモは郵便局の職員に向けて書くものなので、細かい表現にこだわる必要はありません。重要なのは、「この住所には指定された宛名の人はもう住んでいない」ということをはっきり伝えることです。
メモに記載すべき主な内容は以下の通りです。
- 誤配達であること
- その住所に宛名の人が住んでいないこと
以下は、メモの例文です。
誤って郵便物を開封してしまった場合は、その旨をメモに追加すると良いでしょう。
また、メモが郵便物から剥がれることがないよう、セロハンテープでしっかりと固定することを推奨します。
まとめ
過去の住人宛の郵便物を放置してしまうことは一般的ですが、速やかに適切な手続きを取ることで安心感を得られます。
自分自身が引っ越す時には、次の住人に迷惑をかけないためにも、きちんと住所変更手続きをすることが大切です。
良かったら参考にしてみてくださいね^^