半夏生(はんげしょう)という言葉、
聞いたことありますか?
意味についてはこの後ご紹介しますが
半夏生の時期には地域によって
うどんやタコを食べるようなのですが
それってどうしてなのでしょうか・・
半夏生とは
半夏生(はんげしょう)・・
あまり聞き慣れない言葉ですよね。
半夏生は古代の中国で作られた
二十四節気を更に区切った七十二候の一つ。
半夏生は夏至の11日後になります。
なので、年によって日付が変わるんです。
調べてみると2015年の
夏至は6月22日!
ここから11日後が半夏生なので
今年は7月2日になります。
実際にはその後の5日も含める為
七夕辺りまでは半夏生の範囲とのこと。
昔の人はこれらを農作業の目安にしていましたが
節気と違ってこの七十二候については
載っているカレンダーは少ないと思います。
それでも、二十四節気は今も
載っているカレンダーは多いですよね。
実際に今でも昔の農作業の仕方を
目安に作業している人も居るからこそ
かも知れません。
田植え農家の方はこの日の
様子で作付けを占ったとも言われています。
【半夏という植物が良く生えてくる】
時期で、湿度が高いなど思わしくない
天気になりやすいようです。
そしてどれほど天気が悪くても
半夏生を過ぎてしまえば田植えは
しないというのが昔の習慣だったようです。
半夏生の”半夏”とは
「烏柄杓(カラスビシャク)」
という植物を意味するそうです。
漢方薬にも使われますが
本体は【毒のある草】なので
かじったりしないようにして下さいね。
薬に加工されたものは飲んでも平気ですが
ちゃんと病院で貰ったものを使いましょう。
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半夏生にうどんやタコを食べるのはなぜ?
半夏生の時期にうどんやタコを食べる
習慣があるそうですが食べる食材は
地域によって違いがあるそうです。
まず半夏生によく食べられている
鯖は福井県大野市を中心に
「半夏生鯖」と呼ばれます。
漁獲量が多く年貢としても
収められるほど!
お金による漁民の納税の負担を減らし
田植えの疲労回復の為にこの鯖を
食べるように推奨したといいます。
この藩主の命令を聞いた魚屋が焼いて
販売をしたことから焼いた鯖を
この季節に食べるようになったそうです。
そしてタコを食べる習慣は
関西地方の習慣です。
8本あるタコの脚のように
稲がしっかり根付くように。
そして脚に付いた吸盤のように
立派に穂が実るように・・などの
願いが込められていたといいます。
最後にうどんは香川の習慣で
今でも讃岐うどんで有名な地域ですよね^^
香川の地元で取れた小麦で
うどんを作って食べていたようですが
農作業を手伝ってくれた人への振舞いだったようです。
また半夏生の期間に行われていた為に
特定の日付でもなかったみたいですよ。
1980年に7月2日がうどんの日と
なってからは具体的なイベントと
して決められた日になりました。
栄養素も調べてみました
3つの食材はそれぞれ異なりますが
一様に優れた栄養価を誇る食材です。
うどんは食欲が無い時に暖かくしても
冷たいままでも美味しく食べられ
消化にも良い食べ物です。
ご飯よりも即効性も高くお腹が
空いている時のエネルギー補給
にも適しています☆
コレステロールと中性脂肪を
下げる効果もアリ♪
そして鯖は言わずと
知れた青魚ですよね。
DHA、EPAの健康効果は
動脈硬化を防ぎ、脳梗塞、心筋梗塞の
血管に関わる重篤な病気の予防になります。
更に物忘れの予防効果も!
タコの栄養は疲労回復に
肝機能を高める効果があり
視力にも効果があります。
亜鉛を含んでいるのが
特にタコの注目するべき点ですね。
どの食材も疲労回復に効果があり
悪玉コレステロールを下げることによって
脳や心臓の病気を予防する効果があります。
暑い夏が始まり疲れが溜まっている
時期に栄養価の高い食べ物を食べる!!
半夏生とは夏バテ防止の意味も
含まれているのかな?と思いました^^
まとめ
半夏生についてご紹介してきましたが
いかがでしたか?
私自身、知らなかった言葉だったので
興味深く調べる事ができました。
北海道にはそのような風習が
あるのを聞いた事がないのですが
農家の方は意外と知ってたりするのでしょうか。
鯖、タコ、うどん・・どれを
食べても栄養価が高いので
色々な料理にして食べたいですね★
夏バテ防止にも効果がありそうなので
是非取り入れてみたいと思います。
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