酒蒸しやお味噌汁にするといいお出汁が出て美味しいあさり。
ビタミンB群やミネラル類も豊富で体にもいいので、積極的に食べたい食材のひとつですね。
しかし、あさりと言えば一つ厄介なのが、砂抜きです。
砂抜きをしても、口を開けずにリアクションが今ひとつな時は、ちゃんと砂抜けたかな?と不安になってしまいますよね。
そこで、砂抜きをしても口が開かない時の原因や対処法をまとめてみました。
あさりを砂抜きしても開かない原因と対処法
あさりの砂抜きをするには、3~3.5%の濃度の塩水にあさりを重ならないように入れ、新聞紙などをかぶせて暗くし、1時間から3時間ほど水につけます。
すると、あさりの口が少し開いて管をだし、そこから勢いよく水を吐き出し始めます。
ところが、砂抜きしてもあさりの口が開かない場合は次のようなことが考えられます。
1.水の量が多すぎる
2.水温が低すぎる
3.塩分濃度が極端に違う
水の量、温度、塩分濃度、以上の3つのうち、何か思い当たることがあれば、次のようにやり直してみましょう。
【水の量が多い】
あさりを入れる水が多すぎると、あさりが窒息してしまいます。
水は、あさりがひたひたかせいぜいあさりの上1センチくらいまで水を入れれば十分です。
【水温が低すぎる】
砂抜きする時はあまり水温が低いとあさりの活動が鈍くなり、貝が開きません。
また、あまり高すぎても死んでしまいます。
冷蔵庫の中や、高温になる場所を避け、15℃〜22℃くらいの常温で砂抜きするようにしましょう!
【塩分濃度が極端に違う】
海水の塩分濃度は3.1〜3.8%と言われており、あさりの砂抜きには同様の塩分濃度が適しているので、塩の量が極端に薄かったり濃すぎないように注意しましょう。
水を入れたバットやボールは、あさりが砂抜きの際吐き出す水が飛び散るのを防ぐためにも、新聞紙などをかぶせて暗くしてください。
そうすると、あさりの普段の生活環境に近づき、より砂を吐きやすくなるんですよ^^
これら全てクリアしているにもかかわらず、貝が一つも開かない時は、残念ながらあさりがしんでいるのかもしれません。
あさり全体から腐ったような臭いがしたり、水が白っぽく濁っているような時は、思い切って全て破棄するようにしましょう。
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開かないあさりは食べられる?
いくら頑張って砂抜きをしても、どうやったって開かないあさりもあるかもしれません。
加熱しても開かない場合、そのあさりはしんでいますので、食べないようにしましょう。
開かない貝を無理にこじ開けて食べしてしまうと、食中毒を起こしかねませんので、そのようなことはしないでくださいね。
あさりなどの貝類は傷みの早い食材ですので、一度に食べきれない時は冷凍保存しておくことをおすすめします。
砂抜きしたあさりの貝をこすり合わせるようにしてよく洗い、そのまま保存袋などに入れて冷凍します。
こうすると保存期間が延びるだけでなく、なんとあさりの旨み成分もアップするそうなので、まさに一石二鳥ですね♪
必ず砂出ししてからに冷凍するようにしてください★
まとめ
私も過去に砂抜きしてもどうしても開かないあさりがを、無理やり開けようとして母親に止められた記憶があります^^;
どうしても開かないあさりは、もったいないかもしれませんが、破棄してしまいましょうね。
これから潮干狩りのシーズンに入り、あさりを食べる機械も多くなると思いますが、しっかりと安全に砂抜きをして美味しいあさり料理を作ってください♪
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