会社を退職する時にもらう餞別は、嬉しい反面、受け取った後のマナーはどうすればいいのか、気になりますね。
最後の最後に「あの人非常識ね」と思われたのでは残念すぎます。
そこで餞別をもらった時の対応について基本的な点を押さえておきましょう。
餞別のお返しは必要?
本来餞別は、旅立つ人に向けた(はなむけ)という意味で贈るものでした。
というのも、昔の旅は危険や苦難が伴い、無事に帰ってこられる保証はありませんでした。
その為これから先二度と会えないかもしれない、という前提で餞別が贈られ、本来、餞別のお返しは不要とされていました。
ただ平成の世の中・・そのような状況になることはもう考えらませんよね^^;
これまで不要とされていた餞別のお返しですが、最近ではこれまでにお世話になったお礼や、感謝の気持ちを込めて何らかのお返しをする人が増えています。
もしお返しをするのを迷っているのであれば、気持ち程度で良いのでお返しをする事をおすすめします。
餞別のお返しの相場は?
餞別のお返しは、いただいた額の半額程度が相場のようです。
社内規定に従って餞別をもらった場合など、場合によってはこれより少なくても構いません。
また、個人的にお餞別をもいただいた場合には、他のお祝い同様「半返し」が基本となりますので、そのように用意しましょう。
なお、餞別へのお返しに使うのし紙は紅白の蝶結びで、表書きは「御礼」や「お礼」が一般的です。
****
おすすめの品物は?
餞別へのお返しとして一般的なのは、お菓子やコーヒーなどの消え物と呼ばれるアイテムとなっています。
特に、会社からまとめて餞別をもらった場合は、菓子折りなどを贈る方が多いようです。
個別に包装された焼き菓子などは配りやすく、女性の多い職場などでは間違いないかと思いますよ(*’ω’*)
個別包装がポイントです!
まとめて入っているお菓子は、配りずらく休んでいる人にはどうしようと悩んだりするので面倒です(管理人経験談)
また、全員に行き渡るよう、人数より少し多めに数が入っているものを用意しておきましょう。
品物の選び方にこれという決まりはありませんが、職場のスタッフの年齢や性別、好みの合わせると喜ばれますよ。
私の経験では、若いスタッフが多い職場で、最中などのあんこもののお菓子は、たとえどんな銘菓でも売れ残っていた記憶があります‥。
逆に、いつも混んでいるような流行りの洋菓子屋さんの焼き菓子は、あっという間に売り切れていました。
年配の先輩方が多い職場では和菓子が喜ばれることもあるましたので、スタッフの顔ぶれを見て決めるようにしましょう。
お菓子以外ではハンドクリームやボールペンなど、仕事に使えたり、毎日の生活に使うようなものも喜ばれます。
職場の人数にもよりますが、金額が合うようなら検討してみても良いのではないでしょうか。
また、品物と一緒にお礼状を添えるとより気持ちが伝わり、受け取った側も良い印象を抱きます。
くどくどと長い文章を書く必要はありませんが、餞別へのお礼とそれまでの感謝の気持ち、職場のスタッフの健康を気遣うような文章を添えてみてくださいね^^
まとめ
一般的な餞別へのお返しについてご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。
職場によって、どうするかが慣例として決まっていたり、パターン化していることもあるかもしれませんので、その場合はそれに従ってくださいね。
退職にはいろいろな理由があると思いますが、お世話になった会社ですので、最後まで良い関係を保てるといいですね。
すっきりした気持ちで去ることができるよう、ぜひ参考にしてください。
コメント