土鍋といえば、鍋料理はもちろん、最近ではご飯を炊く人も増えているようですね。
土鍋で炊いたご飯の味は格別ですが、うっかり焦がしてしまって、鍋底が真っ黒になってしまった経験はありませんか?
土鍋は熱伝導がゆっくりなので一度温度が上がると冷めにくく、その分気をつけないと焦げやすい調理器具でもあります。
そこで、土鍋の焦げをとる方法、焦げを予防する方法やお手入れ方法をまとめてみました。
土鍋の焦げを取る方法は?
土鍋の焦げが軽い場合は、お湯でしっかり焦げ付いた場合でも、重曹を使って落とすことができます。
ただし、焦げをふやかすために、ある程度の時間がかかることを知っておきましょう。
どうしても焦って金属タワシでゴシゴシこすりたくなりますが、そうすると鍋の表面に細かな傷がつき、それがひび割れの原因になる恐れがあるので、絶対にやめましょう。
では焦げつきを取る方法をご紹介しますね!
まず最初に、ぬるま湯から試してみましょう。
焦げついた土鍋にぬるま湯を入れ、一晩置いておきます。
その後、ふきんやキッチンペーパーなどで、ゆっくりこすってみてください。軽い焦げならこれで落ちます。
それでも落ちない場合は、重曹の出番です!
鍋に重曹をスプーン4〜5杯入れ、お水を入れて火にかけます。
この時、重曹の作用を十分に引き出すために、水から煮立たせる事がポイント★
数分煮立たせたら、数時間置いてお湯を捨て、スポンジなどで軽くこすってみてください。
土鍋は焦げつきが残っていると、またそこから焦げやすくなります。
もし一度で焦げが落ち切らなくても、数回繰り返すと落ちることもありますので、あきらめないでくださいね。
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焦げないよう予防するには?
焦げつきを防ぐには以下の注意点があります。
・沸騰したらすぐ弱火にする
・火力をやや弱めにしてみる
・汁気の少ない料理は火に長時間かけない
また、新品の土鍋を使う前にする「目止め」を再び行うことで、焦げつきにくくする方法もあります。
「目止め」はおかゆを煮る方法が有名ですが、その他にも、米のとぎ汁を煮たり、水に大さじ2杯程度の小麦粉を溶かして煮る方法もあります。
この場合は、沸騰後弱火で10分〜20分煮たら火を止めてそのまま冷まし、冷めたら中身を捨てて水洗いしてください。
こうすることでお米や小麦粉のデンプン質が鍋の表面の細かな穴を埋めて、ひび割れや匂い移りを防ぎ、焦げつきにくくする働きがあります。
土鍋の手入れ方法とは?
普段の土鍋のお手入れでも、気をつけなければならないのが、洗い方!
土鍋は吸水性が良いのが特徴なので、長時間洗剤につけると洗剤を吸収してしまいます。
なので、できれば水洗い、汚れがひどい時でも、少量の洗剤で素早く洗うようにしましょう。
また、片付ける時には完全に乾かしてから、しまうようにしてください。
買った時入っていた箱に土鍋をしまう人がいますが(実は私も以前そうしていました^^;)、これはカビの原因になるので、やめましょう。
ほかに、鍋の外側がぬれた状態で火にかけたり、熱い土鍋を急にお水につけるのは、ひび割れを起こす危険があるのでNGです。
まとめ
土鍋は他の金属製の鍋と違って、取り扱いに少しコツがあります。
せっかく買った土鍋、どうせなら長い期間楽しむことができるよう、上手にお手入れして長持ちさせてくださいね。
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