春の味覚の代表「たけのこ」は、煮物に汁物に炊き込みご飯にと、いろいろなお料理に使えて、大活躍ですね。
水煮のたけのこはいつでも手に入りますが、たけのこが旬の季節にはその香りを生かしたシンプルなお料理がオススメです。
しかし、生のたけのこはきちんとあく抜きをしないと、えぐみが残っていて残念な結果に…。
たけのこのあく抜きには、米ぬかがよく使われますが、米ぬかを常備していない家庭もありますよね。
そこで米ぬかがなくてもできるあく抜きの方法をご紹介します。
米ぬか以外のたけのこのあく抜き方法
米ぬかがない場合のあく抜きの方法はいくつかありますが、一番簡単なのはお米を使う方法です。
以下にご紹介します。
② たけのこ中くらいのもの1本につき、大さじ2〜3杯のお米を入れたけのこがかぶる程度の水を入れて1時間ほど茹でます。
③ そのまま鍋ごと冷まします。(できれば一晩)
④ 冷めたらたけのこを取り出し、皮をむいてきれいな水に入れ、保存容器などに入れて冷蔵庫保存。
※あく抜きしたたけのこは冷蔵庫で1週間くらいは保存できます。
こちらの動画も参考になります。
お米の代わりにお米のとぎ汁を使ってもOKですよ。
いずれも茹で時間が短いとアクがうまく抜けきれないので、1時間程度はしっかり茹で、そのまま茹で汁の中で一晩冷まして使うようにしましょう。
他にも、重曹を使う方法もあります。
この場合は、水1Lに対して重曹3gを入れ、1時間茹でた後にお湯を捨てて新しいお水につけます。
この方法はアクがしっかりと抜けますが、その分たけのこ本来の風味も薄くなってしまうのが残念ポイント。
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たけのこのえぐみの正体は主に「ホモゲンチジン酸」と「シュウ酸」です。
収穫したてのたけのこには、このえぐみ成分はほとんどなく、時間とともに増加してきます。
知り合いに、家の裏が竹山、という人がいますが、その人の話では「たけのこは採りたてをスライスして食べるとのが一番」とのことでした。
なんとも贅沢な食べ方ですが、収穫してそれほど時間が経っていなければ、お湯で茹でるだけでもアクは抜けるそうです。
しかし、普通食卓に上るたけのこは、収穫して1日2日経ったものですので、どうしても食べる前にあく抜きが必要になります。
たけのこを手にいれると、早く食べたいと思うかもしれませんが、時間をかけてあく抜きするのが、美味しく食べるコツでもあります。
もしも、えぐみの残ってしまった場合は、もう一度同じように茹でるとたけのこのえぐみが消えます。
ただし、やはりたけのこ本来の香りや風味も飛びますので、それが嫌な人は天ぷらにして食べることをお勧めします。
天ぷらに使うたけのこは、えぐみが残っていてもほとんど気にならないからです。
まとめ
たけのこにはビタミンB1、B2、ビタミンC、E、カリウムなど豊富な栄養素が含まれています。
たけのこの断面についている白っぽい粉のようなものは「チロシン」と言って、アミノ酸の一種で集中力アップやストレスを和らげる効果があるそうですよ。
上手にあく抜きして美味しいたけのこを味わってくださいね♪
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