クリスマスにぴったりのお菓子、シュトーレンはドイツの伝統的なパン菓子です。
ブランデーにつけておいたドライフルーツやナッツが、たっぷりのバターとともに生地に練りこまれ、表面には砂糖がたっぷりとかけられています。
日本でも楽しむ人が増えていますが、デコレーションケーキやブッシュドノエルに比べると、まだまだ知名度は低く、その分食べ方や保存方法などについてあいまいなことが多いようです。
そこで今日はシュトーレンの美味しい食べ方や切り方などを、詳しくご紹介します。
シュトーレンの美味しい食べ方は?
本場のドイツでは、クリスマスの4週間前から少しずつスライスして食べることからもわかるように、シュトーレンは日持ちのする食べ物です。
シュトーレンは、普通に食べても美味しいのですが、ちょっと工夫する事で、より美味しく食べる事ができるんですよ^^
シュトーレンを食べる前に、まずはチェックしてみてくださいね。
少しずつ長い期間かけて食べ、時の変化を楽しむ
シュトーレンには、長期保存ができるようにバターや砂糖が多く使われ、カロリーが高いのも特徴です。
一度に食べるとカロリーオーバーになるので、薄くスライスして少しずつ食べるのが一般的で、時間が経つごとに熟成され変化していく味を楽しむのが、シュトーレンの醍醐味でもあります。
温度を変えて楽しむ
シュトーレンは食べる温度によりそれぞれ味わいが変わります。
常温では素材同士が馴染み、まとまりのある味わいで、飽きのこない食べ方となります。
そして温めると、スパイスやドライフルーツ、ブランデーの香りが口に広がり、より芳醇な味わいに♪
さらに~、冷やしたシュトーレンは嚙みしめるうちに、ぎゅっと濃縮された味わいがゆっくり染み出し、どちらかというと後味を楽しむ食べ方です。
トッピングを工夫する
シュトーレンはそのまま食べても美味しいものですが、ホイップクリームやクリームチーズを添えても美味しく食べる事ができます。
シュトーレンの生地自体が固めなので、クリームを添えることで食感が変わり、ドライフルーツの入った生地の味わいも奥行きが出て美味しくなりますよ。
シュトーレンの甘さとバランスをとるために、ホイップクリームは砂糖のはいっていないものを使いましょう!
シュトーレンの上手な切り方とは?
シュトーレンを切る時ですが、最初は真ん中から切り、その後は端に向かって少しずつスライスしていきましょう。
大事なのは真ん中から切った後、左右の切り口の打面をぴったり合わせることです。
こうすることで生地の乾燥と雑菌が入るのを防ぐ事ができますよ(^^)/
シュトーレンの保存方法とは?
シュトーレンを保存する時は、切った断面をぴったり合わせてからラップで全体を巻き、さらにアルミホイルで巻いて保存します。
シュトーレンは切ってしまうと保存性が下がりますので、なるべく湿気の少ない涼しい場所で保存しましょう。
冷蔵庫でもかまいませんが、匂いの強いものと一緒にすると、その匂いが移ってしまうことがあるので、注意してくださいね!
冷凍保存はできる?
シュトーレンは冷凍保存が可能です。
食べやすいようにスライスしてから冷凍して、食べる時は常温で解凍してくださいね。
ただし、冷凍すると多少なり味は落ちてしまいます。
シュトーレンは基本的に常温保存でも1ヵ月以上は保存可能なスイーツなので、なるべく冷凍は避けて美味しく食べる事をおすすめします。
まとめ
持つとずっしりと重く、時間をかけて食べるシュトーレンは、今まで食べてきたお菓子とはちょっと扱い方が違いますね。
最近ではクリスマスが近づくと、パン屋さんやお菓子やさんでも売られるようになりました。
食べたことがある人も、まだない人もドイツの伝統的な味シュトーレンをクリスマスの楽しみの一つに加えてみてください♪
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